2010年11月29日月曜日

ゲームレビュー・とともの。3

●剣と魔法と学園モノ。3(PS3)
ゲーム内容は比較的シンプルな RPG で…というか、同社から発売されているウィザードリィの改造版といったもので、元がウィザードリィなのでゲームとして普通に楽しめます。
しかし、世界観はウィザードリィとは大きく違っており、可愛いグラフィックとかる~いノリはついて行けない人もいるかもしれません。私はすごく気に入ってますがw

実は元になっているウィザードリィも買ってそこそこ遊んでいたのですが、このPS3版はウィザードリィは従来のものと違って顔グラフィックが存在していて、キャラ作成時に顔を割り当てることになるのですが、この種類が非常に少ない。職業の組み合わせや救出用パーティ等でキャラをたくさん作ると、パーティ内で同じ顔が並んでしまうことが多く、なんともイマイチな感じだったのです。

そして、その後この剣と魔法と学園モノ。(略称:とともの。)を購入したのですが(もっとも、当初は同社のものとは知らずに購入したのですが)、顔グラが多く、職業もウィザードリィよりもバリエーションがあり(あまり代わり映えしないものも多いですが^^;)、非常に楽しめています。
ゲーム難易度もウィザードリィと比べるとかなりゆるくなっており、今作からは基本的に全滅しても救出の必要はなく、お金半分になって町で復活できるようになっています。また、死んだキャラの復活も失敗はしないようで、お気に入りのキャラのロストを怖がる必要がなくなっています。コアなウィザードリィのファンからはぬるすぎると言われそうな案配です。
難点をあげるとすれば、説明やヒントの少なさがあります。例えば、クエストで何かを探す必要がある場合に「XXの町の近く」とだけしか教えてもらえず、そこから行けるダンジョンのどれに行けばいいのかもわからなかったりします。また、クエストの詳細を後で再確認することもできないため、自分でメモっておかないとクエストのクリアが困難になります。他、スキルの説明で「使用するには武器の制限があります」とだけしか書いてなく、ではその制限とは何を装備すればいいのか、といった情報がなかったりもします。この辺は非常に不親切です。

それから、このゲームの特徴としては有名な声優さんの起用があります。スフィアというユニットを結成されているそうで、OP もこのユニットが歌っているそうです。もちろんゲーム内のキャラの声もあてておられます。OP の歌は結構気に入ってしまったので私は CD も買ってしまいましたw

総評としては、のんびり経験値ためていろいろ職業マスターして~というようなスタンダードな RPG を楽しみたい方にはオススメできるかと思います。ただ、奥深いストーリーだとか、ど派手な演出だとかはないので、そういったものがないと楽しめないという方には駄目かなと思います。

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…今度 Wizardry ツインパックなるものが発売するそうな。旧作+新作(?)のセットらしいです。これは買いなのか…?

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